地域と福祉が共生していることを肌で感じられる法人
私が中学1年生の頃に私の祖父がデイサービスを利用していました。
祖父は私に対する認識はなかったのですが、お迎えに来てくださるスタッフさんには笑顔を向けていて、その方をしっかり認識している様子でした。
私は寂しい気持ちもありましたが高齢者福祉の存在の大きさに衝撃を受け、高校から介護福祉士養成コースがある学校に進学したいと思うようになりました。
現在、私は瀬古の家で勤務しています。
瀬古の家は特別養護老人ホームで2017年に開所した新しい施設です。
新しくてキレイなところも魅力的ですが、私はそれ以上に瀬古の家が地域に開けた施設であることに魅力を感じています。
施設の1階には喫茶スペースや駄菓子の販売コーナーがあり、どなたでも利用することができます。
近所の子供たちが駄菓子を買いに訪れたり、ご家族で喫茶スペースを利用しに来てくださったりすることは日常の風景です。
私が入社2年目ということもあり、その光景にもすっかり慣れてしまいましたが、当初は福祉施設が地域と共生していることにとても驚かされました。
また、よつ葉こども園の園児たちが瀬古の家で歌や踊りを披露してくれることもあります。
施設を利用される高齢者の皆さまが私たち職員だけではなく、地域にお住まいの方々と触れ合い、社会を構成する一員として生活していただける環境です。
よつ葉の会が事業領域や施設、職種という垣根を越えて一体となった組織運営をしているからこそこのような環境が生まれています。
研修やイベントなど他の事業領域の職員と顔を合わせ情報や意見の交換をする機会は非常に多いです。
私は職員の中で最年少ですが、今後は得た情報や身につけた知識を実践で活かし、よりよい組織づくりのために指導ができるようになりたいです。